主に紙・布・ガラスクロス基材にフェノール・エポキシ樹脂を含侵したレジンペーパーやプリプレグを、丸棒やパイプ形状に成形したものです。基材により強化され機械的強度もあり、絶縁性にも優れております。また、センタレス研麿（砥石と砥石の間に工作物を挟むことで、材料を回転させながら表面研削を行う加工）にも対応しており、長尺物の加工対応や、加工時間の短縮と作業効率の向上によりコスト削減にも繋がっております。

紙/布基材×フェノール樹脂（ベークライト）やガラス基材×エポキシ樹脂のパイプ（積層管）などを取り扱っております。用途に合わせた基材と樹脂の組み合わせにより特徴が異なります。

・紙基材フェノール樹脂積層管（茶・黒）　→　紙ベークパイプ：PTR-PEM、PTM-PEM
・布基材フェノール樹脂積層管（茶・黒）　→　布ベークパイプ：PTR-FLE、PTM-FLE
・ガラス布基材エポキシ樹脂積層管　→　ガラエポパイプ：ETR-GEM、ETM-GEM
・ガラス布基材シリコン積層管　→　シリコンガラスパイプ:SGパイプ

紙/布基材×フェノール樹脂(ベークライト)やガラス基材×エポキシ樹脂の丸棒などを取扱っております。用途に合わせた基材と樹脂の組合せにより特徴が異なります。

・紙基材フェノール樹脂積層丸棒（茶・黒）→ 紙ベーク丸棒：PB-PEM・PB-PEV
・布基材フェノール樹脂積層丸棒（茶・黒）→ 布ベーク丸棒：PB-FLE
・ガラス布基材エポキシ樹脂積層丸棒→ ガラエポ丸棒：EB-GEM
・ガラス布基材シリコン積層丸棒→ シリコンガラス丸棒：SG丸棒

パワーエレクトロニクス分野など高圧電力が取扱われる設備・プラント等では、絶縁強度を維持しつつ設置場所の形状やサイズに合わせた絶縁物が必要となります。
紙、布、ガラス布各基材とエポキシ樹脂を加圧熱成形法により大径積層丸棒の受注生産ができます。更に、湿式成形法(ハンドレイアップ成形法)による大口径積層管(成形パイプ)やマンドレル(鉄芯)形状に複数の内径を持つ積層管に加え、角型のマンドレルを用いた加圧熱成形法による角形状の積層管の受注生産も可能です。
また、材料の成形だけでなく切削加工(マシニングセンタ、ＮＣ旋盤)まで含めたワンストップ対応が可能で、主な実績として重電、鉄道インフラ、エネルギー関連分野を中心に絶縁部品、電波通信機器部品、機構部品などの用途で利用されております。

・熱硬化性樹脂大径積層丸棒（加圧熱成形）
・大口径FRPパイプ（湿式成形）